500の有害語をあげてみろと云われて,すらすらとあげられる人間は少ない。けれども,どんな人でも,持っている有害語はある。その板挟みの中で,有害語をはじくシステムを構築することなどできるのだろうか。
家庭用テレビゲーム機「ドリームキャスト」を製造販売するセガ・エンタープライゼスは来月、ドリキャスの所有者向けに運営するチャットに,誹謗中傷などの有害発言を自動的に削除するシステムを導入する。システムには,約500の有害語が登録されている。
実はだいぶん前にもこのシステムを取り上げたことがあった(過去記事)。で,どんなアホがこんなシステムを使うのかと思っていたら,セガでした(^_^;)。なんともはや…。基本的なスタンスとして,このようなシステムを使ったからといって,有害発言がなくなるとは思えない。それは,人間というものが根本的に人を憎み,貶め,蔑む性格を持っているとも云えるからだ。
そんなだから,悪口や陰口がなくなるわけがない。たとえば,「セガの馬 鹿」とか「セガのク ズ」とか(^_^;)半角スペースを挟むことで,自動的な削除は効かなくなる。セガが,このシステムにいったいいくらお金をつぎ込んだのか知らないが,もっとお金を使わなくちゃいけないこと,多いのに,ねぇ。
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